イオンカールで日々のスタイリングが楽な巻き髪ヘアに

このイオンカールは髪型の形状を記憶させるタイプのカールスタイルなので、アイロンによる巻き髪スタイルの作成作業から解放され、毎日の整髪が簡単で楽チンになります。髪型のお手入れの時には、ヘアワックスによって髪の流れや毛束を作り出したり、ムースやスプレーで巻き髪に空気感と弾力を与えたりする作業がメインとなります。

このメニューの主な特徴は、シャンプー直後などで髪が濡れている時には、まっすぐのスタイルになってしまいますが、ブローして髪を乾燥させることによって、立体感のあるカールを再現できる点にあります。このあたりが「形状記憶カール」と呼ばれるゆえんです。

地味な感じのストレートスタイルから、ゆる巻きスタイルに変身して、しっとりとした大人な雰囲気をアピールしてみてはどうでしょう。季節の変わり目のイメージチェンジにもオススメのヘアスタイルです。

イオンカール施術前のストレートスタイルイオンカール施術後のカールスタイル
モデルの髪質は、やや癖毛がある硬い髪です。
そして、全体的にヘアカラーリングによるダメージが少しあります。
以上のようなコンディションの髪にイオンカールを施術したのが右側の写真です。

形状記憶カールの作成工程

この形状記憶カール『イオンカール』は以下のように、1液処理・アイアニング・2液処理・シャンプー・ブローという作業工程を取ります。

  1. シャンプーをして髪に付着している汚れやスタイリング剤を洗い落とす。
  2. 一液を塗布して髪を軟化させる。
  3. 軟化した髪に丸アイロンをあてて、巻き髪の下地を作る。
  4. アイアニングによって出来たカールを強く固定する場合には二液で処理をする。
  5. 髪に残留している処理液を洗い流す。
  6. ブローによってヘアスタイルの仕上げをする。

次は、作業工程の一部を写真付きで追っていってみましょう。

1液処理した髪をアイアニングする

カールが欲しい箇所をアイアニング処理する洗髪によって髪に付着している整髪料や汚れを落としたあと、1液によって髪を軟化させます。軟化したところで、カールが欲しい箇所に対して丸アイロンをあてます。

これが作業工程の三番目にあたる『アイアニング』です。


アイアニングした部分を2液によって固定する

アイロンをあてた部分を2液で固定する。これは四番目の作業です。アイアニングによってカールができあがった部分に対して、2液を塗布して髪型の定着を待っているところです。

髪の中間から毛先にかけて、グルグルと渦巻き状になっていて、カールスタイルらしさが出てきました。


シャンプーによって薬剤を洗い流す

不要な薬液をシャンプーで洗い落とす。2液によって巻き髪部分の固定が完了した後は、シャンプーをして不要な薬剤を洗い落とします。左の写真はシャンプーをして、タオルドライが完了した時のものです。ちょうど五番目の作業にあたります。

髪が濡れている時はまっすぐになっているので、本当にカールスタイルになっているのか心配になってしまいますが…。


ブローによって髪を乾かす

カール部分を中心に、しっかりと完成させて、スタイリング剤で仕上げをする。最後に、ブローして髪を乾かします。特に、毛先のカールをかけた部分はしっかりと乾かします。乾燥させると、まっすぐの状態だった髪にカールが再現されてきます。これが「形状記憶カール」と呼ばれる理由です。

髪を乾燥させ終わったら、必要に応じてスタイリング剤を使って髪型を仕上げます。左の写真では、お姫様カールのようになっていた毛先をほぐして、ヘアスタイルに広がりを与えるとともに、ルーズなイメージを持たせてみました。

この髪を乾かして整髪料を使うという六番目の工程は、自宅でのお手入れの時と同じ作業ですね。


メリットとデメリット

髪を乾燥させるとおおまかにカールの形状が整うので、スタイリングが比較的楽というメリットがあります。しかし、ブリーチなどによって激しく傷んでいる髪に対しては、施術できないというデメリットも持ち合わせています。

つまり、ハイダメージヘアの方は、新しく健康毛が伸びてくるまで、イオンカールが施術できないということになります。常日頃から、ヘアカラーの重ねがけなどを避けて、髪の健康状態を良好に保っておくことが必要です。

施術料金と留意点

施術代金は5,250円です。
なお、カットに関しては別料金となっています。

¥5,250 ※カット別料金